仕事に慣れてきて、モチベーションが湧かない。
将来がなんとなく不安でモヤモヤする...
そんな悩みを抱えていませんか?
これ、中堅社会人によく見られる「キャリア思春期」です。
要するに、今後のキャリアにモヤモヤすることです。
今回ご紹介する「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」は、そんなキャリア思春期の乗り越え方を、わかりやすく解説しています。
本書をザックリ紹介しますと、
モヤモヤしたら、行動量を増やそう。行動すれば変わるよ。
これです。
本業に没頭するもよし。副業でスキルを磨くもよし。
もし環境を変えたいなら、転職もありでしょう。
ぶっちゃけ、今の状況を打開できればいいのです。
というのも、「現状を変える→未来を変える」に繋がるから。
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「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」の基本情報
本書について、サクッとご紹介します。
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 著者:河野英太郎
- 発売日:2021/12/23
- ページ数:220ページ
- 定価:1500円+税
著者は河野英太郎さん。
ジョブホッパー(何回も転職する)を経て、30代からIBMに16年間勤務。
コンサルタントや人事、育成に関するスキルを磨き、メキメキ頭角を表します。
さらには2017年に起業し、現在株式会社Eight Arrows代表取締役として活躍中。
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「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」の要約
著書では、社会人10年目の悩みを50個ほどにまとめあげています。
ただし本記事では、その中でも重要だと思った「5個」だけを抜粋して要約していきます。
ではさっそくいきましょう。
モヤモヤしたら、まずは活動量を増やす
将来が不安で、なんとなく充実感がない...
そんなモヤモヤを持っている社会人の方は多いです。
そんな社会人はまず、活動量を増やしましょう。
というのも、不安を不安のまま放置してると、さらに不安は募るからです。
実際に、河野さんがモヤモヤした時に試した施策は、下記の通り。
ただ最低限のことをこなして時期をやり過ごすのではなく、行動し続けました。書籍を読む。人に会って話す。イベントや映像資料などにあたって見聞を広げる。スキルや知識を蓄える投資もしました。時には思い切った異動や転職にも踏み切りました。とにかく前に進んでみたのです。
さらに著者の河野さんは、「感覚に従って、思い立ったら動くくらいで大丈夫!」と論じてます。
腰が重いと、なかなか行動に移せませんからね。
チャレンジしてても不安はある
さらに、チャレンジしてる時は「これやって意味ある?方向性間違ってない?」と思いがちです。
しかし、後々になるとチャレンジしたピースがどんどんハマっていく。
「あの時頑張ってよかったな」となるケースが多いのです。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズも、「Connecting the dots」として語っています。
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。
まさに、「点と点の繋がりが線になる」ですね。
収入が上がらない悩みは、「勘違い」から生まれる
収入が思うように上がらず、悩んでいる方は多いでしょう。
それもそのはず。収入について勘違いしてる方が多いから。
というのも、収入は「追いかけるもの」ではなく、「ついてくるもの」です。
追いかけてなんとかなる問題ではないんですよ。
すなわち、
上記の流れで悩みに繋がります。
一方で、追いかけるべきは顧客の満足度。
さらには、自分のスキルを伸ばすことです。
さすれば、収入は自然と「ついてくる」のです。
収入が上がらない不安を抱いてる方は、ここを勘違いしてる方が多い。
「追いかければ収入は上がる」と思っています。
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成長してる実感がないのは当たり前【我慢の時期】
仕事に慣れてくると刺激がなかったり、マンネリ化が進む時期があります。
そんな時こそ、新しいことにチャレンジしてみましょ。
なぜなら、順応するまで時間がかかるから。
スポーツに例えましょう。練習してすぐに上手くはならないですよね?
練習を続けていくうちに、少しずつ上手くなる。それと一緒です。
力を蓄える期間が、どうしても必要です。
実際に、副業で結果を出すためには最低でも「1000時間」必要とよく聞きます。
これって、「新しいスキルを身につけるまで、時間がかかるよ」っていう意味なんです。
サクっと成長するなんて、あり得ませんよ。あるとしたら、一握りの天才だけです。
成長を実感するまでは、どうあがいたって時間がかかります。
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仕事に「慣れ」が出たら、コンフォートゾーンをずらす
仕事がつまらなくなってきたら、コンフォートゾーンをずらしましょう。
コンフォートゾーンとは「居心地のいい場所」のことです。
会社に長く勤めていると、仕事に慣れます。故に、刺激が少なくなる。
わからないこともほとんどないし、いわば、居心地のいい状態です。
そんな状態であり続けるのは、「成長の妨げ」になりかねない。
では、どのようにコンフォートゾーンをずらせばいいか?
著書では、下記のように解説しています。
もっとも身近な選択肢は、管理職への一歩です。これまでは自分さえ頑張ればよかったものが、人に動いてもらわなくてはいけない。これを考えるのは、成長への大きな機会です。できれば、今やっている仕事の範囲で、役割だけ変わるのが理想です。勝手知ったる領域に軸足を置きながら、初めての役割で担当する、というがもっともバランスのよいチャレンジです。
同じ領域の仕事の延長で海外に進出するとか、同じ仕事の領域で転職をしてみる、というのもあるかもしれません。社外との交流を増やしたり、その先に社会人大学院や専門学校などでリスキリングの機会を持つこともできるでしょう。最近では、余った時間で副業をして、新たなキャリアの端緒とするケースも選択肢になりやすくなってきました。
要するに、「今の環境から1歩抜け出して、チャレンジしてみましょ」ってことです。
社内外に、いろんなチャンスは落ちてます。
仕事に慣れてきてモヤモヤしてる人は、参考にできる部分でしょう。
今の会社でずっと働くべき?【1社目なら転職もアリ】
会社に長く勤めてると、転職すべきか悩みますよね。
その悩みのアンサーは下記の通り。
もし社会人10年目前後で、まだ1社目の会社に所属している場合。特にその所属会社が日本本社の会社で、20世紀から続くような伝統的な企業である場合。迷っているのであれば、すぐに転職活動をしてみたらよいでしょう。
上記のように語る理由は、
- 転職は若い時にしたほうがリスクは低いから
- 会社が惰性で存続してる可能性があるから
著者の河野さんも20代では転職を繰り返し、それが学びのきっかけになったと語っています。
一方で、安易な転職をオススメしてるわけでもありません。
1つの会社に留まって、成果を上げていくのも成長に繋がるからです。
ここはバランスですね。現状をじっくり考えてから判断しましょう。
「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」の書評
では、ここからは書評になります。
結論から言うと、中堅社会人のモヤモヤを一掃してくれる良本でした。
実際に読んでみて、スッと心が軽くなりましたね。
特に、「不安な時こそ、行動する」はみんなに伝えたい。
というのも、「悩んでる暇がないくらい動いてれば、そりゃ不安もなくなるよね」と思うから。
その気持ち、痛いほどわかります。ぼくも30代まで、ほとんど行動してないですから。
ただ、40代や50代でも、チャレンジしてる人はザラにいますよ。
事実、成果を上げてる人もいます。
この記事を読んでる人は、向上心のある方だと思います。
だからこそ「キャリア思春期」を乗り越えて、ガンガン前に進んでほしい。
今まさに、モヤモヤしてて「どうしていいかわからない!」という方は、実際に本書を読んでみてください。
まじで背中をグッと押してくれますよ。
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本日は以上になります。