薬剤師って安定してるし、儲かるって言うよね? でも、実のところどうなの?
そんな疑問に答えます。
どうも、薬剤師ブロガーのyasuと申します。
調剤薬局で働いて、9年目になりますね。
結論から言うと、薬剤師はそこまで儲かりません。なぜなら、国が医療費を下げにかかってるから。
これすなわち、薬局の儲けが出にくいと意味します。つまり、薬剤師の給与も減っていく一方なんですよ。
ただ、それだけでは終わりません。「儲けるためのノウハウ」も解説していきます。
お金を稼ぐのは、決して悪いことではないですよ。自分や家族の「人生の選択肢」を増やせるからです。
では、さっそく本題にいきましょう。
薬剤師が儲からない理由3選
薬剤師はそこそこ給料はもらえるものの、儲かりません。入社1年目でも4〜500万もらえるのは優秀ですが、そこからの伸びが悪く、すぐに頭打ちになります。
地方の薬局じゃなければ、年収600万で頭打ちです。もちろん、役職につけば年収アップは期待できますよ。
ぼくの場合、新卒でベンチャーに入社しましたが、M&Aで合併されました。
詳しくは、下記の記事にまとめています。
>>【調剤薬局】中小と大手の絶対的な「違い」とは?【M&Aで合併経験あり】
どの企業も、いつM&Aが起こるかわからないような時代です。恐ろしい時代になったものですね。
では、ここからが本題。薬剤師が儲からない理由は、下記の3つです。
- 国がルールを決めているから
- 差別化が難しいから
- 在庫を抱えているから
それぞれ深堀りしていきますよ。
国がルールを決めているから【医療費削減】
薬局は2年に1度、「調剤報酬改訂」たるものがあります。「えっ、聞いたことない......」という方もいるでしょう。
ザックリ説明すると、国の偉い人たちが「薬局のお金のルール」を、根本から変えることです。
今までお金儲けできたのに、いきなり減収になる。そんなおそろしい現実が、起こり得るのです。
その理由は、医療費を減らすためですね。これから高齢化が進むと、より医療費がかさんでいくので。
要するに、国が薬局の儲けをコントロールできてしまうわけですよ。今はモロに、大手を潰しにきてますね。
そんな首根っこつかまれた状態で、「未来の薬剤師は儲けが出るぞ!」なんて、口が裂けても言えません。
薬剤師が儲からない1つ目の理由。それは、国が薬局のルールをコントロールしているからです。
差別化が難しいから【資格さえあれば誰でもできる】
薬剤師が「代えの利かない存在」になるのは難しい。なぜなら、資格を持っていれば、誰でも働けるから。
例えば、クリエイターのみなさんはそうですよね。作家さんとか、絵師さんとか。
「この仕事はあの人にお願いしたい!」と指名されると、めちゃくちゃ強い。
薬剤師になるだけでは、希少性は上がらないです。資格を取るだけで儲けられるほど、甘くはありません。
在庫を抱えているから【薬の価値はどんどん下落】
ホリエモンがオススメしてる、「起業で成功する4原則」があります。
下記の通りです。
- 利益率が高い
- 在庫なし
- 定期的に一定額の収入
- 初期コスト0
この中に「在庫」が含まれるんですよね。
一概に、「在庫があるビジネスは全てダメだ!」と言うつもりはないですが、やはり在庫は経営を圧迫するもの。
というのも、動かない在庫は、なんの価値もないから。
薬を患者さんに渡して、初めて利益になりますよね。動かない薬を在庫してても、何の価値も生みません。
さらに追撃です。薬の価値(薬価)は、みるみる下がっています。
以前までは2年に1度、薬価を下げられていました。では現在はどうか?
これも、「医療費を減らすこと」が狙いです。適正価格に近づけるための施策ですね。
要するに、薬局は「価値の下がるもの」を在庫しています。
ドンと構える大企業であれば「在庫が多すぎて倒産!」なんて、ほぼないでしょう。他の施策で、儲けを出してるケースが多いですから。
とはいえ、ベンチャーは話が別です。在庫が経営を圧迫することは、大いにありえます。
儲からないなら、儲かる方法を探そう
いかがでしょうか? 薬剤師になるだけでは「儲からない現実」を知ってもらえたと思います。
しかし、「これで終わり!あとは頑張ってね!」なんて、突き放しはしません。ちゃんと「儲かるためにはどうするか?」もお伝えします。
では、さっそく結論です。
薬剤師のスキルだけではなく、副業スキルも伸ばす。これです。
副業スキルを伸ばせば、リスクヘッジになりますし、何より儲かる可能性がある。そこんとこ、解説していきます。
副業スキルを伸ばす
副業スキルとはいわゆる、本業以外のスキルです。
例えば、下記の通り。
- プログラミング
- ライティング
- WEBデザイン
- 動画制作
薬剤師に副業をオススメする理由は、安心して副業にチャレンジできる環境が整っているから。
どこでも働けて、年収500万前後はもらえる。これが強い。
ぼくの場合、ブログを媒体として、ライティングのスキルを磨いてますね。どんなスキルでもいいので、挑戦することが大事です。
なぜなら、自分にどれが合うかは、やってみないとわからないから。
プログラミングをやってみて「これ違うな」と思ったら、他をやればいいんです。
とはいえ、副業で結果を出すために必要なのは、自己投資。読書やセミナーなど何でもいいですが、自己投資は必須です。
ただ「生活資金はあるけど、そこまでお金に余裕ないよ......」って方も多いでしょう。
そこでオススメするのは、「転職して一時的に収入を増やす方法」です。
転職して自己投資のためのお金を増やす
ぼくは転職は「諸刃の剣」だと思っています。
というのも、転職によって収入が上がったとしても、そこからずっと収入が上がる見込みはないから。
であるなら、転職を「一時的な収入アップのための手段」と考えるのはどうでしょう? 浮いたお金を、スキルを伸ばすための自己投資に使うのです。
いわゆる、「地方の薬局」は年収が高い。「ほとんど患者さんは来ないけど、薬剤師いなすぎるから年収高くするよ!」という社長さんも、ちらほらいますから。
では、ここまでをまとめますね。
副業でスキルを磨いて、お金を稼ぐ。
この戦略です。
オススメの転職エージェントは?
「じゃあ、オススメの転職エージェントどこよ?」ってなりますよね。
ここでは、マイナビ薬剤師一択かと。
というのも、マイナビ薬剤師の強みはダントツの求人数。他の転職エージェントの追随を許さない、豊富な求人数にあります。
要するに、転職を成功させるためにも、求人数こそ「ベース」となるわけです。
「でも、勧誘の電話がしつこいんじゃないの?」そんな心配もありますよね。転職しようか迷ってる段階で、ガツガツ勧誘されたら、たまったもんじゃありませんから。
結論から言うと、あなたが望む「条件」をはじめにしっかり伝えていれば、ダラダラ勧誘が続くことはありませんよ。
もちろん、登録するのにお金・時間は要しません。1分でサクッと登録できます。
いずれ登録しようと思っても、「めんどくさ...」と動き出さなくなりますし、今がチャレンジするには1番若い。お金に困らない生活をしたいなら、今すぐ動きましょ。
公式サイトはこちら→マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師の強みや評判については下記の記事で解説しています。
>>マイナビ薬剤師がみんなから選ばれる「強み」3選!【現役薬剤師が徹底解説】
薬剤師として信頼を失う?【自分の好きな道を進もう】
「そんなことしてたら、薬剤師としての信頼がなくなるよ!」という方もいるでしょう。
そう思う方は、本業にコミットし、役職につくよう頑張ったほうがいいかもしれません。
一方で、「人に使われるなんて、まっぴらごめんだね」というタイプの人は、副業スキルを磨く道に進むのも、大いにアリでしょう。
薬剤師の資格を取ったら、薬剤師でしか働けない。そんなこと、誰も決めてませんよ。
薬剤師の資格があっても、別の働き方をしてもいい。
もちろん、稼ぐためにはゴリゴリ努力する必要がありますし、時間もかかるでしょう。
ぼくもまだ夢半ばですが、ライティングのスキルを伸ばしています。将来がどうなるかなんて、正直まったくわかりません。
しかし、薬剤師の資格を取ったからって、ずっと薬剤師に縛り付けられるのは嫌だなと思ったんです。副業を始めたきっかけも、この考え方があったからです。
挑戦は、何歳になってもワクワクしますよ。
まとめ:儲からない薬剤師から儲かる道に進もう
実は、薬剤師は儲かりません。国がルールを決めているからです。
国に首根っこをつかまれた状態は、あまりに嫌すぎる......
そんな方にオススメしたいのは、副業スキルを伸ばすこと。
ガチガチにスキルを磨けば、お金は稼げます。さらに、そのスキルは本業にも活きる可能性があります。
そこで、薬剤師の「どこでも働ける強み」を活かしましょう。
地方にはまだまだ高収入の案件がゴロゴロしてますから、一時的な収入アップのための転職もアリです。
公式サイトはこちら→マイナビ薬剤師
儲からない薬剤師に絶望するのではなく、どうすれば儲かるか? そこを考えていきましょ。
本日は以上になります。