薬剤師の仕事がしんどすぎる。辞めたいと思ってるけど、このまま辞めてもいいものか?
そんな悩みに答えます。
どうも、しんどい思いをしすぎてハゲそうになったこともある、薬剤師ブロガーのyasuです。
さっそく結論ですが「しんどい理由を深堀り」すると解決しやすくなりますよ。
というのも、深堀りせずにフワッと考える程度だと、なかなか解決策は見つかりませんから。
そこでおすすめなのが、紙にしんどい気持ちを書き出す方法。
悩みを可視化することで、具体的な解決策が見つかりやすくなります。
しんどいと感じる理由は様々ですが、ぶっちゃけうまく処置できれば、しんどい悩みからすぐに解放されますよ。
ではさっそくいきましょう。
薬剤師が仕事でしんどいと感じる理由7選
薬剤師が仕事でしんどいと感じる理由を、7つにまとめました。
下記の通りです。
それぞれ解説していきます。
過誤(ミス)のプレッシャーが大きい
薬剤師のミスには「絶対に起こしちゃいけないミス」があります。
たとえば、薬の渡し間違え。これ1発アウトです。
最悪のケースだと生死に関わりますので、かかるプレッシャーは図り知れません。
ミスのプレッシャーに追われる毎日に、しんどいと感じる方は多いです。
薬剤師という職業は、正しくやるのが当たり前、ミスした場合のダメージは絶大という、承認欲求を満たしづらくかつ精神的プレッシャーの大きい特徴がある。だからこそ、職場内に認め合う仕組みや文化を意識的に作ることが薬局経営者には求められる。
— Yoko Gocho🤾♀️旅する薬剤師🌏×経営コンサル🏥 (@Yoko_Gocho) June 2, 2020
薬局薬剤師って想像以上にストレスフルだと再認識。処方せん1枚にぎうぎうに詰め込まれた情報とそれ以外の情報を引き出し、早さ・正確さ・医療知識・保険知識・コミュ能力を当然に求められるがミスへの超重プレッシャーを恐れるあまりかえって判断力と自信がスパイラルで落ちてゆくことも。
— へたれ薬剤師Kiko讃えられざるシンデレラ (@hetareyakiko) May 4, 2020
人間関係が悪い
人間関係が悪いだけで、一気にしんどくなるんですよ。
というのも、居心地が悪くなるからですね。働いていて安心感がなくなります。
たとえばどんなケースかと言うと、下記の通りです。
- 周りが助けてくれない
- 話を聞いてくれない(無視する)
- 思ったことを言い合えない(風通しが悪い)
- 高圧的な上司がいる
- 自分と価値観が似てる人がいない
もちろん、人間関係なんて気にせず、バリバリ仕事ができる人もいるでしょう。
人間関係の悪い職場で、しんどい思いをしてる薬剤師は多いですよ。
薬局の人間関係で
何がキツイかってゆーと、
その狭さ
やと思うんよな。だいたいの薬局は広くない。
逃げ場がない。
パワハラまがいの薬局長と二人きりの調剤室は地獄🔥
しかも仕事上ダブルチェックでコミュニケーションとらざるを得ないヘビ🐍に睨まれたネズミ🐀状態😱
— じゅん@野良薬剤師 (@WOHAT1no1ywgZEr) May 30, 2022
怖い上司と仕事して聞きたいことも聞きずらくて転職前の職場を思い出した
結局人間関係...
— まさ#薬剤師 (@dJnPeWeXWIpNh2H) May 30, 2022
タスクが溜まり続ける
溜まってるタスクがあるのに、外来が忙しすぎて消化できない。
そんな思いをしたことはありませんか?
薬剤師は接客業なので、自分の都合を優先できません。
10時から〇〇の仕事をしよう!と予定を組んでいても、患者さんがどっと来たら、予定を後回しにするしかないんです。
で、タスクが消化できず溜まっていく。これ結構しんどいです。
「自分がやりたいことができない」のは、思いの他ストレスなんですよ。
たとえるなら、みんなも使っているスマホです。
つまり、優先してやりたいことがあるのに、それができない。
消化したくても消化できないとなると、ストレスが溜まってきます。
年収が増えない
頑張っても年収が増えないのは、めっちゃしんどいですよね。
なぜなら、自分の頑張りが「評価されてない」と感じてしまうから。
ぼくは6年目に管理薬剤師になり、グッと年収が増えましたが、それまでの5年間はほとんど年収は上がりませんでした。
管理薬剤師にいつなれるかわからない。収入もいつ増えるかわからない。早くステップアップしていろんな仕事をしたいのに、それができない。
そんな状態での5年間は、思いのほかしんどかったですね。
このような思いをしてる薬剤師は、結構多いですよ。悩んだ末、年収を上げるために転職する方も多いです。
病院薬剤師はやり甲斐はあるけど忙しい割に給料低いし、
採用されるまでバイトみたいな感じだから候補外。
薬局勤務は管理薬剤師になるか、経営者にならないと年収の上がり幅には限度あるから最終手段。
ドラッグストアは若い時には良いけど何十年単位で働け無さそうなのが不安。— ツイン_IPPU🎮@原神pex (@tuinn_na_tail) June 1, 2022
薬剤師の男性は収入面で不安を抱えてるんだって。それは、薬剤師が昇級の少ない仕事だからとか。
薬局を自分で経営したり、もっと待遇の良い職場に転職を考える人も少なくない。
薬剤師とはいえ大変なんだね。 #薬剤師 #薬学部 #薬学生 #勉強垢 #アンサングシンデレラ— サバクの薬剤師 (@lrrk5nXrVlY0Gpf) March 11, 2021
残業が多くて疲れが溜まる【ハードワーク】
残業が多いと疲れも溜まりやすくなり、心身共にしんどくなります。
残業時間の平均は、およそ10時間と言われています。他の職種に比べたら少ないほうですね。
残業が多いデメリットは、自分の時間がなくなること。
趣味の時間もろくに取れないので、心身共にリフレッシュができません。
仕事を任せてもらえない
本当はゴリゴリ仕事したいのに、なかなか上司から仕事を任せてもらえないケースも多いです。
スキルアップしたい人にとっては、結構しんどいですよね。
「仕事は自分で探すもの!」という信念のもと、部下を放置する上司もいますが、仕事を覚えたての1〜2年目の薬剤師にはぶっちゃけしんどいです。
成長スピードに差はあれど、仕事は任せてもらえると成長します。
できる仕事が増え、前に進んでる感覚があるとモチベーションも上がりますしね。
現状に留まり、成長を感じない環境はしんどいです。
休日出勤で休みがおしゃか
休日出勤の何がしんどいかって、予定がすべて崩れること。
「彼女としゃれたランチでも食べに行こう♪」と予定を立てても、1本の電話で呼び出しが決まれば、予定はすべて水の泡です。
特に在宅中心で回してる薬局では、この傾向は強いでしょう。患者さんの体調が急変するのはよくあることですから。
仕事のうちとはいえ、楽しみにしていた予定が崩れるのはへこみます。
仕事に行きたくない時の対処法【我慢はしないように】
ここからは「仕事に行きたくない!」となったときの対処法をお伝えします。
結論から言うと「紙にしんどい気持ちを書く」ことがおすすめです。
紙に書くメリットは、頭の中でモヤモヤしてた悩みが可視化されること。
たとえば下記の通りです。
外来が忙しすぎて仕事が溜まってる。毎日疲れるし、残業だらけだし、もう嫌だ!
人手が足りないのが原因だけど、会社はもう人員補充もできない。となると、1人1人の生産性を上げる必要があるな。
そういえば〇〇の部分で、業務の流れが悪いと思ったな......
□□をしてみれば効率が良くなるかもしれないから、明日みんなに提案してみよう!
最初は「忙しすぎてしんどい!」という悩みでしたが、冷静に客観視すると「効率化できることはないかな?」みたいに、解決策を見つける手がかりになったりします。
一方で、解決が難しい問題もあります。たとえるなら「人間関係」ですね。
他人を変えることはできませんし、1度こじれた関係を元に戻すのは難しいです。
解決策が見つからない場合は、上司に相談したり、転職を考えたほうがいいでしょう。
我慢しすぎる人は要注意!
中にはしんどい気持ちを押し殺して、我慢してしまう人もいます。
最初は歯を食いしばって乗り越えようとしますが、我慢を続けると必ず限界がきます。
で、限界が来てから立て直そうとしても、遅いんですよね。
特に「がんばりやさん」は要注意です。
ある日、張り詰めていた糸がプツッと切れて仕事に行けなくなる。これ、よく見られます。
そんな時には、自分を「1番」に考えてあげてください。
なぜなら、自分は自分でしか守れないから。
大切なことなので、もう1度言いますよ!
自分の体を守れるのは自分だけです。
自分の体をまず1番に考えて、大事にしてあげてください。
今の仕事を辞めるか続けるか?【判断ポイント】
では、しんどい思いをしてまで仕事を続ける必要があるのでしょうか?
この答えはケースバイケースで「○」とも「✕」とも言えるんですよね。
なぜなら、しんどい経験がプラスに働くこともあるからです。
逆にマイナスに働く場合は、無理に続けなくてもいいでしょう。
ぼくは以前に仕事でしんどい思いをして「こんな会社、辞めてやる!」と思った時に、考えたことがあります。
ズバリ、下記の通りです。
- これから成長できるか?
- 楽しく仕事ができてるか?
- 強みが発揮できるか?
- 未来の理想像に近づけるか?
- 価値観に反してしないか?
ぶっちゃけ「✕」が多いなら、転職したほうがいいです。
ぼくは当時「✕」が多かったので、これなら転職したほうがいいなと判断して転職しました。
おすすめの転職エージェント3選【それぞれ特徴あり】
もし転職を考えるなら、まずはエージェントへ登録するのがおすすめです。
なぜなら、転職先を見つけるハードルがグッと低くなるから。自分で調べなくてもいいので、だいぶ楽になります。
自分の希望に沿った会社の「特徴」や「福利厚生」を、全部調べようと思ったら、1日そこらでできるもんじゃありません。
一方、エージェントを利用すれば、情報を得るのが一気に楽になる。
あなたの希望に沿った会社をピックアップして提示してくれますし、面接までの流れもスムーズに仲介してくれます。
エージェントのメリットは、余計なことをごちゃごちゃ考えず「転職先をどこにするか」のみ考えられる点です。
とはいえ、転職エージェントの数はめちゃくちゃ多い。「どこに登録しよう?」と悩んでいるうちに日が暮れます。
そこで、ぼくがおすすめするエージェントは、下記の通りです。
おすすめランキング | 転職エージェント | 特徴 | 評判 |
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まとめ:しんどいのに我慢する必要ないです
では、本記事のまとめです。
薬剤師の中にはしんどい思いをしながら、我慢して働いてる人が多いです。
そんな人におすすめなのが「紙にしんどい気持ちを書き殴る」方法。
あなたの悩みが可視化されるので、冷静に解決策を見つけることができるでしょう。
ただし、やることやってもしんどい思いが消えない場合は、我慢せずに逃げるが吉です。
心身ともにボロボロになる必要はまったくないですよ。
まずは自分を大事にしましょう。
本日は以上になります。