- 本を読まない理由を知りたい
- 本を読まないデメリットってあるの?
- 本を読みたいけど、読書が苦手…
子供の頃は本を読んでいたのに、年齢を重ねていくうちに本を読まなくなる人が多いです。
社会人になるに連れ、自由に使える時間がなくなるからと言われています。
しかし、原因は時間がないだけでしょうか?
30年間、ほとんど本を読みませんでした。
この記事では、本を読まない理由を7つにまとめました。
本を読まないのは、「時間がない」という単純な理由だけではないとわかるはずです。
また、本を読むためにどう行動すればいいかを、深堀りしていきます。
ではさっそくいきましょう。
読書離れは年齢と共に加速する
小学生から高校生の、本を読む割合です。
成長するにしたがい、本を読まなくなりますね。
16歳以上の男女を対象とした、調査データもあります。
約8割の人が、ほとんど読書をしません。
幼少時代は本を読むのに、大人になると本を読まなくなる傾向にあります。
成長するに連れて、たしかに自由な時間は減ります。
しかし、果たして原因はそれだけでしょうか?
理由がわかれば、解決策を見つけて本を読めるようになります!
本を読まない理由7選【読むための方法もあり】
ここでは、本を読まない理由を7つにまとめました。
下記の通りです。
- 魅力的なコンテンツが多い
- 本業や家事・育児が忙しい
- 本に苦手意識がある
- 本の魅力を知らない
- お金がかかる
- 本を読んで達成したい目的がない
- 活字を読むのが苦手
本を読まない理由だけを解説して、終わりにはしません。
魅力的なコンテンツが多い
YouTubeやNetflix、SNSなど、魅力的なコンテンツはたくさんあります。
これらのコンテンツは、時間をうばうプロの集団が作ったもの。
おもしろくて当然です。
なんてことも多いはずです。
社会人はとにかく忙しい。
忙しい中で、魅力的なコンテンツを優先していたら、時間がいくらあっても足りません。
当然、本を読む時間はなくなります。
本を読むためのトレードオフ
トレードオフとは、「何かを達成するためには何かを犠牲にしなければならない」という考えです。
時間には限りがあります。
もし今、YouTubeやSNSに多くの時間を使っているなら、まずは1つやめてみましょう。
軽い気持ちでやめようと思っても、やめられません。
先ほどお伝えした通り、魅力的なコンテンツは、時間をうばうプロが作ったものです。
YouTubeを見る時間を1日30分と決めても、スッパリ止められる人は、ほとんどいません。
本業や家事・育児が忙しい
仕事や家事・育児が忙しいと、まとまった自分の時間はありません。
だから、本を読めない方は多いです。
特に子供が生まれると、生活が大きく変化します。
やることが一気に増えるので、自由時間をつくるのは難しいです。
体をこわすので、やめましょう。
忙しいときの時間のつくり方
結論、時短グッズを買って時間をつくりましょう。
おすすめはドラム式洗濯機。
20万円と高いですが、買う価値はあります。
1日30分の時短だとしたら、年間182時間の時短です。
およそ7日分の時間をつくれます。
本に苦手意識がある
幼少時代はだれでも、本を読む機会が多いです。
その理由は、下記の3つ。
- 親が子に本を買う
- 学校で読書の時間がある
- 友達が本を読んでる
好きで本を読んでる人もいますが、「受け身の読書」のほうが多いでしょう。
受け身で本を読むと、読書が楽しくありません。
つらい記憶として残ります。
これが大人になってから、読書しない原因になります。
対策としては、本をむりやり読ませないこと。
本を好きになってもらう教育が必要です。
本の魅力を知らない
本にはたくさんのメリット・魅力があります。
知らないがゆえに、本を遠ざけている方も多いでしょう。
ここでは魅力の一部を紹介します。
思考力が鍛えられる
思考するとは、「ある問いに対し、結論を出すこと」です。
たとえば、
サラリーマンとフリーランスはどちらが優れているか?
【自分なりの答え】
サラリーマン。福利厚生が充実してるし、休みがとりやすいから。
深くはないですが、上記は「思考してる」と言えます。
本を読み、著者の考え(問い)に対し、自分なりに結論を出す。
この繰り返しにより、思考力が鍛えられます。
疑似体験ができる
読書すると、著者の体験をなぞることができます。
著者の成功や失敗を、自分の体験のように感じることができるのです。
疑似体験が大きな魅力なのは、自分で体験できる数は限られているから。
たくさん体験をしたくても、時間がないのです。
ストレスが減る
6分間の読書で、およそ68%ものストレスがなくなります。
イギリスのサセックス大学の研究結果です。
とはいえ、読書がNo.1です。
読書のメリットは他にもたくさん
ここで紹介しているもの以外にも、メリットはたくさんあります。
本はお金がかかるし、読む時間もかかる...
とネガティブな部分にだけ、目を向けてはいけません。
読書していない人には、もっとメリットを知ってほしいです。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
-
【データで解説!】読書のメリット7選【人生を変えるなら読書しかない】
お金がかかる
本を読まない理由の1つに、お金がかかることが挙げられます。
1冊平均すると、1500円ほどでしょうか。
本は知識の宝庫なので、お金が原因で読まないのは本当にもったいない。
お金を節約して本を読む方法は下記の通り。
- Kindle Unlimitedへの登録
- 図書館で本を借りる
- 電子書籍で読む
Kindle Unlimitedへの登録
月額980円で200万冊以上が読み放題です。
月に1冊以上読めば元がとれると考えると、コスパがいいです。
ちなみに、Kindle Unlimitedについては「【学びの宝庫】Kindle Unlimitedの評判・口コミは?メリット・デメリットまで徹底解説!」の記事にくわしくまとめています。
図書館で本を借りる
図書館は無料で本を読めます。
本にお金を使いたくない!という方には便利でしょう。
ただ、デメリットもあります。
- 家の近くに図書館がない
- 借りたい本が常にあるとは限らない
- 返却期間がある
電子書籍で読む
紙の本に比べて数百円安いです。
物によっては、500円ほど安いものもあります。
さらに電子書籍は、メリットも多いです。
- マーカーがサクッと引ける(消すことも可能)
- マーカー部分を検索できる
- スマホ1つで、いつでも本が読める
もちろん、紙の本のほうが好き!という方もいるでしょう。
万人受けするものではありません。
1つの選択肢として、考えてみましょう。
もっと紙の本と電子書籍の違いを知りたい方は、「紙の本と電子書籍を徹底比較!【メリットや使い分け方法をくわしく解説】」の記事にまとめていますのでどうぞ。
本を読んで達成したい目的がない
目的なく読書をするのは、むずかしいです。
たとえば、スポーツするにしても、
- 勝負に勝ちたい
- 健康になりたい
- 仲間をつくりたい
上記のような目的があるから、みんな運動します。
読書も一緒です。
読む目的があれば、本を読みます。
悩みを解決する読書がおすすめ
本を読む目的がない!という人でも、1つくらいは悩みがあるはず。
そんな方には、悩みを解決する読書をおすすめします。
他人事ではないので、スラスラ読めますよ。
活字を読むのが苦手
活字が苦手だと、本の内容が頭に入ってきません。
活字に慣れるまで読書を続けるのは、しんどい方もいるでしょう。
そんな方にはAudible(オーディブル)がおすすめ。
Audible(オーディブル)とは、Amazon(アマゾン)が提供している「本の読み上げサービス」です。
語り口調で読み上げてくれるので、内容がスッと頭に入ってきます。
Audibleの評判や魅力については、下記の記事にまとめております。よろしければ、ご覧ください。
-
【オーディブルの評判は?】料金、メリット、デメリットまで徹底解説
本を読まないデメリット
結論、思考力が身につかないことでしょう。
本を読まないと、なかなか考える力がつきません。
もちろん、本を読まなくても思考力がある人はいます。
ただし、コツコツ読書をしている人のほうが、圧倒的に思考は深いです。
- ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)
- ウォーレン・バフェット(世界一の投資家)
- マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
世界で成果を出している方たちも、読書家が多いです。
「考える力」が成長を加速させる
著者の考えをヒントに、自分なりの結論を出す。
その繰り返しにより、思考力は磨かれます。
それだけ本は、あなたの人間性を磨いたり、成長をうながすツールになりえます。
本を読まないことを正当化するのはもったいない
読書をするかしないかは、個人の自由です。
とはいえ、本を読まないことを正当化するのは、もったいない気がします。
本には、著者が何年もかけて導き出した「答え」があるからです。
その答えをなぞることなく、自分ですべて考えるのは効率が悪い。
もちろんネットは便利ですし、サクッと短時間で情報を得られます。
質の高い情報もたくさんあります。
しかし、流し読みしてしまい、自分の成長につながらない場合が多いでしょう。
遠回りなようで、この方法が成長するための1番の近道です。
本を好きになるためには?
本を好きになる方法は下記の通りです。
- 読みやすい本を読む
- 感銘を受ける体験をする
それぞれ解説していきます。
読みやすい本を読む
本を好きになるためには、読んで理解できることが大事です。
そのためにも、初めは読みやすい本を読みましょう。
売れている本の中には、理解がしづらい難しいものもあります。
いきなり原著を読むのではなく、マンガ形式に編集された本がおすすめです。
また、太字やマーカーで、大事な部分がわかる本も多いです。
ぶっちゃけ、その部分だけ読めば、本の8割は理解できますよ。
まずは読みやすい本から読みましょう。
感銘を受ける体験をする
感銘を受けるとは、「心に深く刻まれるような強い感動を覚える」ことです。
そんな体験をすると、本を好きになります。
とはいうものの、感銘を受ける文章は人それぞれです。
この本は必ずあなたの心に刺さるよ!というものはありません。
逆説的ですが、本を好きになるために、本を読む必要があります。
何事もまずはやってみることが肝心
何事も最初から好きなものなんてありません。
まずはやってみて、自分の好き嫌いがわかります。
スポーツと一緒です。
スポーツが最初からうまい人なんていません。
練習するとうまくなり、うまくなるから好きになるのです。
本を好きになる方法は「読書を好きになる方法7選【年間0冊→100冊達成した読書家が解説】」でくわしく解説していますので、よろしければご覧ください。
社会人になってから本を読むのは遅いのか?【結論遅くない】
断言しますが、決して遅くはありません。
理由は下記の通り。
- 時間にしばられないから
- 年齢によるハードルが低いから
社会人になってから読書をはじめた人は、たくさんいます。
時間にしばられない
好きな時間に本は読めます。
忙しい社会人でも、スキマ時間に読書することが可能です。
1冊3時間で本を読むとすると、月に5冊は読める計算です。
年齢によるハードルが低い
30歳や40歳でサッカーをはじめるのって、体力的にきびしいですよね。
一方で、読書は年齢によるハードルが低いです。
若いほうが知識がつきやすく、社会人になってからでは知識がつきにくい、なんてこともありません。
むしろ、たくさん経験を積んでいる社会人のほうが、読書で得られるものは多いです。
本を読まない理由を知り、本を読める人になろう
子どもの頃に本を読んでいても、社会人になると読まなくなる人が多いです。
その理由は下記の通り。
- 魅力的なコンテンツが多い
- 本業や家事・育児が忙しい
- 本に苦手意識がある
- 本の魅力を知らない
- お金がかかる
- 本を読んで達成したい目的がない
- 活字を読むのが苦手
「時間がないから読書しない」という、単純な理由ではありません。
たくさんの理由が重なり、本を読まなくなります。
しかし、本を読まないのは本当にもったいない。
本は、知の巨人たちが築き上げた、強力な武器ですから。読まないと損ですよ。
本を読む人と読まない人で、差が生まれるのも事実です。
本を読んで、周りと差をつけましょう。
>>なぜ本を読む人と読まない人は差が出るのか?【年間100冊読む読書家が徹底解説】
今回は以上になります。