入社してまだ数ヶ月。でも、もう辞めたいんだけど。
そのように悩んでいませんか?
学生のときは魅力を感じていた会社も、蓋を開けてみたらめっちゃブラックだった。そんな経験をした方は、1人や2人じゃないはずです。
本記事ではそんな方のために、新人薬剤師が辞めたいと悩んだときの対処法をまとめました。
なぜなら、イヤイヤ働くのと楽しく働くのとでは、後者のほうが圧倒的に成長するから。
もちろんデメリットもあるので、そこについても書いていきますよ。
悩んでいる方は必見です。さっそくいきましょう。
新人薬剤師が辞めたくなる理由
入社してすぐ「辞めたい!」と思う理由は下記の通りです。
では、それぞれ解説していきます。
自分の能力の低さに絶望するから
入社すると自分の能力の低さに絶望します。なぜなら、大学では「現場の知識」をほとんど学んでこないから。
薬の知識は学びますが、それだけでは現場で働けません。
「学生と社会人では、何かが違う......。」
そんなことを考えてしまいますよね。
役立たずな自分に凹みます。バリバリ仕事してる周りを見ると、役に立てない自分に腹が立ちます。
そしてどんどん自信がなくなっていき、「あー、もう逃げたいかも」という心理に追いやられます。
職場の人間関係が悪いから
人間関係が悪いのは、もう最悪です。こればっかりは、どうしようもできません。
「人間関係が悪い=居心地が悪い」と言えますから。
入社してすぐに
- 上司からひどい扱いを受ける
- 歓迎されてない
- 陰口を言われる
というような環境であれば、楽しく働けるわけないですよね。
コミュニケーションをゴミだと思ってる先輩だと、楽しく働くのは無理ゲーなんですよ。
いやいや新人から近寄っていけば、相手も仲良くしてくれるでしょ? という考えは甘すぎます。
相手側がブロックしてたら、いくら近寄っても無理ですね。
薬剤師はわりと変人が多いので、コミュニケーションをとりたがらない人も多いです。詳しくは下記で解説しています。
-
薬剤師の性格の特徴5選!実は変な人が多い?【現役薬剤師が徹底解説】
人間関係が悪い。風通しが悪い。
そんな職場だと、辞めたくなりますね。
会社のブラックなところを知るから
入社する前は会社のブラックなところなど、1ミリも見えてないでしょう。しかし、入社するとイヤでも見えてきます。
- 残業が多い
- 給料が増えない
- がんばっても評価されない
で、それに感づいた新人薬剤師はどう思いますか?
「このまま働いても、未来は見えないな」
「違う会社で働きたくなってきた......」
といったように、ネガティブな思考になるでしょう。
入社するまではホワイト会社だと思っていたのが一変。崖から突き落とされる感覚です。
入社してから会社の悪いところがみえてくるのは、あるあるですね。
新人でも即戦力としてカウントされるから
新人なら、じっくり経験を積みたいですよね? いきなりガンガン仕事を頼まれたら、不安と恐怖で逃げたくなりますから。
しかし、人手の少ない会社では、即戦力として働かされるケースも多いです。
右も左もわからない新人にとっては、恐怖でしかありませんよね。
致命的なミスは許されませんから。プレッシャーは半端ないでしょう。
教育の体制がとれてない現場では、このような光景がたびたび見られます。
「ろくな教育もなしに、いきなり激務はありえん......。」と感じて、辞めたくなる新人薬剤師は多いですよ。
新人薬剤師が辞めたいときの対処法
では、辞めたくなったときに、どんな対処をすればいいか?
結論、下記の順で動いてください。
それぞれ解説していきます。
同僚に相談する
まずは歳の近い同僚に相談しましょう。自分の置かれている環境が、周りから見たらどうなのか? そこを確認しましょう。
何人かに確認するのがおすすめです。
そこで「いやいや、それはやばいでしょ?」とか「ありえないわ」という意見が多く出るようなら、客観的に見てもリスクが高いということです。
第三者の意見を聞き、1人で悩まないようにしましょう。
上司に相談する
同僚に相談した後は、上司に相談してみましょう。ここでのメリットは、問題解決に動いてくれることです。
忙しすぎてしんどいなら、薬剤師を増やしてくれるかもしれません。
とはいえ、相談すればすべてがうまくいく! ってわけではないです。むしろ何も変わらないケースも多いです。
なぜなら、会社の都合もあるから。会社全体で人手が足りてないのに、簡単に人員補充はできないですよね? それと一緒です。
しかし、先述のとおり、上司の力によって環境がガラッと好転する可能性もあります。相談するメリットは、まさにこれです。
「上司に相談しても何も変わらない」なんて悲観するよりも、シンプルに現状を伝えてみてください。サクッと解決するケースもありますよ。
転職サイトに登録する
とはいえ、今の会社に死ぬほど後悔してる人もいますよね? そんな状態なら、転職がおすすめです。
転職さえすれば、悩みがスッパリなくなるかもしれないのです。
- みんなと楽しく働きたい
- チームで向上心をもって働きたい
- 残業を少なくして、自分の時間を作りたい
というような希望を捨てちゃいけませんよ。叶えたいものは、全力で叶えましょ。
しかし、みんな転職しません。それはなぜか?
転職はめんどくさいし、失敗するのが怖いからです。「失敗するくらいなら今の職場でいいや」となってしまうのです。
解決策は転職サイトに登録すること
失敗したくないから転職しない、というのは一見、正しい判断に思えます。
ですが、実はそれこそ落とし穴なんですよね。
というのも、行動しないと状況は変わらないから。リスクをとらずに、状況が良くなることはほとんどありません。
「そんな勇気ないから、転職できないんだよ。」
なんて悲観的にならないでください。
勇気といっても、そこまで必要ありませんから。「周りにどんな会社があるのかな?」と調べるだけでもOKです。
その調べ方がわからないんだよ! という人のためにおすすめするのが、転職サイトへの登録です。
登録すれば、あなたの希望に合う求人がどんどんプールされていきます。
つまり、あなたの転職先が見つかる可能性がグッと高まる。やることは転職サイトに登録して、連絡を待つだけ。
基本的に転職サイトはすべて無料で利用できます。利用しない手はありません。
「そのうちやろうかな」では、人はやりません。今すぐ5分で終わるのですから、サクッと終わらせてくださいね。
おすすめの転職サイトは下記で解説しています。
-
薬剤師のおすすめ転職サイトランキング【失敗しない選び方を現役薬剤師が解説】
すぐ辞める薬剤師のデメリット
では、新人薬剤師がすぐに辞めることに、デメリットはないのでしょうか?
結論から言うとあります。どんなにあなたの人間性に問題がなくても、
「コミュニケーションに問題があるのでは?」
と疑われる可能性が高いです。
また、第二新卒になるので大幅な給料アップはないでしょう。むしろ下がる可能性もありますよ。
新卒でアタリを引ける確率は低い
とはいえ、1つ目の会社でアタリを引ける人はほとんどいません。なぜなら、学生のときは社会を知らないから。
何を基準に入社していいかが、わからなかったはずです。
学生のときは、どんな会社でもやっていけると思うでしょう。
むしろ、バリバリ活躍する姿をイメージしていたはずです。
でも、社会はそんなに甘くはありません。
泥臭い仕事もたくさんありますし、覚えることもたくさんあるので、即戦力なんて基本無理です。
納得いかない会社に入社したなら、学べることは学んで、次のステップを考えていきましょう。
ぼくが新人薬剤師に伝えたいこと【後悔するな】
新人の頃は、いろいろなことで悩みますよね。ぼくも人間関係などで、まじで悩みました。
しかし、コツコツ努力を続ければ、理想に必ず近づけます。それは間違いありません。
時間には限りがあります。1日24時間は平等ですし、サラリーマンは65歳で定年がくる「ルール」です。
お金は増やせても、時間を増やすことはできないんですよ。
この記事を読んでる今こそが、1番若くて時間があります。後悔しない道を選んでくださいね。
まとめ:新人でも進みたい道を進みましょ
職場の環境によっては、新人でも辞めたくなるときがあるでしょう。
対処法は、下記の通りです。
相談してもダメな場合は、転職で環境を変えることをおすすめします。
ぼくも大手にM&Aされたときは「死んだ魚のような目」で働いていた時期もありました。転職によって、救われた経験があります。
転職で失敗しないためのコツは下記で解説しています。
-
【薬剤師の転職】失敗しないためのコツ7選【転職経験者がわかりやすく解説】
本日は以上になります。