薬剤師って妙にプライド高くて偉そう。どうせ性格悪いんでしょ?
そんな疑問にお答えします。
薬剤師は国家資格の1つで、年収は平均よりも高めです。
それなりのステータスがあるゆえ、プライドが高くて「性格悪い」と思われがちなんですよね。
結論から言いますと、性格の悪い薬剤師は少ないですよ。
「じゃあ薬剤師ってどんな性格なの?」という方へ、本記事では薬剤師の性格の特徴を紹介していきます。
本記事を読めば、ざっくりと薬剤師のキャラクター性がわかります。
ぜひ参考にしてください。
薬剤師の性格の特徴5選
結論から言うと、下記の通りです。
では、さっそく解説していきますね。
根はまじめでこだわりが強い
薬剤師はイメージ通り、根がまじめです。
普段の素行はまったく不まじめでも、仕事に至っては「クソまじめ」って人が多いです。
理由はたった1つで、まじめにならざるを得ないから。
薬剤師たるもの、まじめに働かずして人の健康を守ることはできないんですよ。
用量ミスって「間違えちゃった、てへ♪」では済まされません。
禁忌スルーして「1回くらいミスっても平気っしょ?」なんて言い訳できるわけないんです。
まじめな理由が「裕福な家庭出身だから」とか「勉強熱心だから」とかは後付け感があって、本質的なものではないと思います。
学生時代はめちゃくちゃ素行が悪くて問題児だったけど、薬剤師になった瞬間まじめになる人なんて、ごまんといますよ。
たとえばどんな人かというと、下記の通り。
- 粉やシロップはピタッと測る
- ルールはきっちり守る
- 言われたことはちゃんとやる
「俺は絶対変わらねぇ!」と声高らかに宣言してる人ほど、まじめになる印象ですね。
自分だけ良ければOK【自己中】
ただ一方で、周りの人を助けたり、目をかけてあげる薬剤師が多いかと言われると、そうでもありません。
どちらかというと「我関せずの事なかれ主義」のほうが多いです。
要するに、自己中な人ですね。
自分のやりたい仕事は率先してやるけど、やりたくない仕事には無理に手を出さない。そんな人が多いです。
やれ対人業務だ、やれ在宅業務だと、やるべき仕事は増える一方です。
職域が広がるのは大いに結構、むしろぼくは大歓迎なんですが、マンパワーが足りてません。
人に目をかけられるほど、暇じゃないのが現状です。
むしろ「年々減ってるのでは?」とさえ思うほど、薬剤師の数は足りてません。
普段は自己中じゃないにしても、仕事の場になると自分しか見えなくなる人は多いです。
責任感はあまりない【ある人はごく一部】
では、すべての薬剤師が「職域を広げたい!」とか「医療の最前線に立ちたい!」と思ってるかと言うと、そうでもありません。
責任感が強い人なんて、ほんの一握りです。
「最低限の仕事してれば給料もらえるし、それでいっか」と考えてる人が多いです。
まぁ賢いっちゃ賢いですよね。楽して稼ぐところにフォーカスしてるわけですから。
でもそれじゃ成長しないし、責任感が強くなるわけありませんよね。
何を考えてるかわからない【変な人が多い】
薬剤師には「何を考えてるのかわからない人」が多いです。
つまり変人ですね。
誰ともコミュニケーションを取らず、自分の殻に閉じこもる人も結構いますよ。
こちらから近付こうとしても「近寄るなオーラ」を発してきます。
「この人変わってるな......」と感じた回数は、1度や2度ではありません。
一応言っときますが、かくいうぼくも変人だと思います。
薬剤師の仕事は好きですが、資格に縛られるのが嫌なので「ブログに力を注ぐ」という酔狂な真似をしてるわけですから。
このように、薬剤師は変わり種が多いです。
安定志向のため変化を好まない
薬剤師になった時点で1度は「これで食いっぱぐれはない!もう人生安泰だー!」と考える人は多いです。
実際には安定してる職業なんてないわけで、薬剤師も例外ではありません。
で、そこに気付いてる人は今から行動しはじめてるわけですよ。
ゴリッと副業したり、薬剤師のスキルをガチで上げにかかってる。
一方で、今でも安定志向の人はわりと多いです。
- 挑戦しない
- 勉強しない
- 現状を変えたくない
無理もありません。
今まで病院の近くに薬局を建てれば、ビジネス成り立ってたわけですから。
つまり、病院の人気さえあれば儲けが出る「他者依存型のビジネスモデル」だったのです。
ところがどっこい。
現在はオンライン化も進みはじめ「薬剤師の職能」にフォーカスが当たるようになってきた。
薬剤師の中では「このまま何も考えずに仕事してたらやばい?」とまことしやかに囁かれ始めてるのです。
ここらへんの内容は、下記に詳しくまとめているので気になる方はどうぞ。
>>薬剤師がオワコンって本当?稼げない?【現役薬剤師が未来を予測】
とはいえ、今でも安定志向な薬剤師は多いですね。
現状を変えようと思う人はあまりいないです。
管理薬剤師は性格が悪いのか?
いかがでしょうか?
ここまで薬剤師の性格を、思うがまま書き殴ってきました。
ここからは薬剤師のリーダーでもある、管理薬剤師の性格について書いていきます。
結論、性格の良し悪しはケースバイケースです。
ここばかりは「これだ!」と言えるものがありません。
ぼくが今まで会ってきた管理薬剤師では、2パターンいると思います。
- 役職を与えられて偉ぶる
- 役職があっても周りに気遣いができる
店舗のリーダーになったがゆえ、突然人が変わったように偉ぶる人がいますが、それはよくない。信用を失います。
「周りのスタッフがいてこそ管理業務ができる」というスタンスの人のほうが、気配りもできていて、周りのスタッフからの信頼も厚いです。
変な性格の薬剤師と同じ職場になった時の対処法
で、もし「変わり者」と職場が一緒になってしまった場合。
そんな時の対処法をお伝えします。
結論、下記の通りです。
それぞれ解説していきます。
上司に相談する
うまくコミュニケーションがとれないと、なかなか仕事に集中できないんですよね。
本当は目の前の仕事に集中したいのに、人間関係ばかり考えてしまって集中できない。これはよくありません。
ただし、一方的に相手を非難するわけではなく、下記のように交渉するといいでしょう。
何度かコミュニケーションをとろうと思いましたが、なかなかうまくいきません。
〇〇さんも悪い人ではないのですが、業務をスムーズに進めるのが困難です。
このままでは、職場の雰囲気も良くないですし、コミュニケーション不足で目の前の仕事に集中できません。
もしかしたら医療事故に繋がる可能性もあります。よろしければ異動の検討をお願いします。
かなりざっくりですが、上記のように依頼するといいかと思います。
ここで伝えたほうがいいポイントは2点です。
- 相手と気持ちよく働けるよう努力したが、結果的に難しかった
- このままでは医療事故につながる可能性がある
このポイントさえ掴んで上司に相談すれば、あなたの評価が下がることもないですし、納得のいく異動につながる可能性は高いです。
転職する
で、もし異動が却下された場合は、転職も視野に入れたほうがいいです。
今すぐ転職はしなくとも、いつでも「転職できるカード」を手元に持っている状態にしておくのが重要です。
というのも、いつ転職したいと思うかはわからないから。
明日にでも「仕事辞めてぇ!」と思う瞬間が来るかもしれないんですよ。
ぼくは以前に、年上の部下と一緒に働いたとき、しんどい思いをしました。
自分の好きな仕事しかせず、それ以外の仕事には見向きもしない。
こちらの指示も聞いているようで聞いてない。
「まじでどうすればいいんだろ......」と悩んだ時期があります。
結局、その人が異動するまで2年ほど一緒に働きましたから。
正直しんどい時期に転職活動するのは難しいです。
人間関係のことばかり頭に浮かんでしまい「どうすればうまく仕事できるんだろう?」と考えてしまうので。
「転職は面倒くさいし、自分が我慢すればいっか」なんてことになったら本末転倒。自分の首を締めることになりますよ。
したがって、心に余裕があるうちに転職サイトに登録しておくことをおすすめします。
おすすめの転職サイトは「薬剤師のおすすめ転職サイトランキング【失敗しない選び方を現役薬剤師が解説】」にて詳しく解説しています。
まとめ:薬剤師の性格は悪くないけど、変な人が多い
最後に、本日のまとめです。
薬剤師はそれなりのステータスがあるため、周りから「性格悪い!」と思われがちです。
薬剤師の性格の特徴は、下記の通りです。
癖があって個性強めの人が多いですよ、本当に。
本日は以上になります。